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サーマルソアリング thermal soaring | 浜名湖パラグライダースクール

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用語集

サーマルソアリング thermal soaring

サーマルソアリング thermal soaring とは

 

パラグライダーがサーマルに遭遇すると、上昇を始めることになる。しかし、そのまま直線飛行を続けてしまえば上昇気流帯から外れてしまう。そこで、センタリングなどサーマル内に留まる技術を使い、長時間のフライトをこころみることをサーマルソアリングという。

はじめに

サーマルソアリングはそれを行える一定のレベルの技術が必要だ。
もし、あなたがパラグライダーをはじめて間もないのであれば、まずは「リッジソアリング」を身に付けてほしい。
そしてある程度のマスターの後にこの章に進んだ方が理解し易く近道であり、なによりも安全である。

 

リッジソアリングはこちら

 

 

やさしいサーマルソアリング その1

 

パラグライダーは滑る様に、ただ滑空するだけでも楽しいが、上昇気流にのり、何時間も飛び続ける「ソアリング」ができるようになると、もうとまらない。
とりわけ複数のサーマルを乗り継いでいく「サーマルソアリング」はグライダーならではの醍醐味である。
そうは言っても「サーマルの探し方が分からないし、見つかってもどうしたら良いかわからない。」
そう思っている方の為に「やさしいサーマルソアリング」の講座をひらこう。

 

1 まずはよいコンデェションを探そう。
こまめにフライトエリアに通い、そしてその日のコンディションの様子をベテランパイロットに聞く。
予想獲得高度・サーマルの活動具合や危険なところ?など。
既に飛んでいる方があれば勿論、そのフライトも参考にする。
でも、ながいは無用、理想なコンディションはそう永く続いてくれない。
速やかに仕度をすませ時間を浪費しないようにしよう。

フライトする時間帯も大切だ。
エリアによっても違う。
例えば東向きの朝霧では10時頃からokで、午後になったらもうおしまい。
西向きの獅子吼などでは午後2:00過ぎにピークをむかえる。
また、春などはサーマルが強すぎ、危険なのでピーク時をさけよう。

 

2 サーマルの1滴は血の1滴。
よく、絶好のコンディションの中を30分飛んで「今日は満足した。」と降りてしまうものがいる。
ソアリングが上手くなる秘訣は「良いコンディションの中を1秒でもながく飛ぶ事。」につきる。
もしその日、サーマルが残っているのであればトコトン飛ぼう。

 

精神論はこれくらいにして、具体的方法について述べてみよう。

 

3 尾根の上を利用しろ
 サーマルは基本的に山の斜面を昇り、その後、その付近の一番高いところ、つまり尾根から切り離され大空にあがっている。
サーマルを掴もうとすると、斜面のものか、尾根から切りは離れたもののどちらかになる。(平地も尾根ではないが、同じ理屈である。)
掴むとはサーマルを中心に360度旋回(センターリングと呼ぶ)をする訳であるが、斜面で旋回する事は大きなリスクを背負う事になる。
仮に南の斜面の場合、北を向いた時には斜面と隣り合わせとなり、サーマルにヒットすれば良いが、ヒットできなかった場合、高度をロスして、最悪では山チン(山に落ちる事)を覚悟しなければならない。
このような事から、まずは最初、熟れるまで斜面のサーマルはさけ(放っておいて)、安全な尾根の上のサーマルを捉える事に専念する。

 

写真1
サーマルソアリング
写真1は浜名湖フライトパークにて、第1テイクオフからのテイクオフ直後の写真である。
はじめての方の為に、このエリアの特徴を述べる。

 

浜名湖フライトエリアの概要
東西に高さ400m程度の山々がつづき、正面が真南。
その先には浜名湖があり、数キロ続く平地により程よいサーマルが発生する。
山の嶺からは写真の様に尾根が南に数本伸びており、特に第1テイクオフからランディング付近まで伸びている尾根は大きく、その中間地点には第2テイクオフも設けられている。

 

ここで次に、ある日のフライト条件を明記しよう。

 

風は南南東2m。
絶好のサーマル日和。
混雑していなく左右どちらの旋回でも問題はない。
第1テイクオフからサーマルソアリングを目標にテイクオフする。

サーマルソアリング2

 

旋回のタイミング

 

サーマルを探し、尾根の上空を飛行していたら,サーマルにヒットしたらしく、バイオが鳴り始めた。

 

まずは3秒間バリオが鳴り続けることを待ち、旋回の用意をする。
この3秒の間でバリオが鳴り止んでしまったらそのサーマルを拾う事を諦め、次のサーマルを探す。
バリオが鳴り続けていたら旋回にはいる。
パラグライダーの旋回にはタイムラグが有り、図のように進行方向に90度までターンにはいるのに約2秒を用する。
ここでもバリオが鳴り続けている事が重要だ。
ここまで、バリオが鳴ってから5秒が経過。
グライダーのスピードを30Km/hとすると8m/seだから、サーマルに入って距離にして40mを過ぎている。

 

直径40m程度の円を描くように旋回すれば元の位置に戻ってくる。
ここまでの大切なこと。
・尾根のうえを探す。
・3秒待ってからセンタリング開始。
・5秒間バリオが鳴り続けている事。

 

どちらに旋回するか?
旋回には右廻りと左廻りがあるが、どちらに廻ったらいいのか?

答えは左廻りだ。
なぜなら、風の向きが南南東だからである。
なぜ風が東寄りだと左に旋回するのだろうか?

 

答えは3つある。
1 右に旋回した場合、もしサーマルをはずし高度が低くなった場合、尾根 のローターなど危険空域にはいってしまう。
2 仮に右にサーマルが有ったとしても、風下に流されているので、上昇できても流され方が大きい。
3 サーマルの性格上、サーマルのコアは風上(ここでは左側)に残る為、左廻りの方がそのコアにヒットしやすい。

 

以上の点から迷わず左旋回に入る。
南南西とか西よりの風の場合、右旋回となる。
真南の場合、どちらでもかまわないから、とりあえず得意な方を選ぶ。(ポイントは後ほど)

 

旋回の大きさは?
サーマルの大きさは、パラグダイダーでは拾いきれない小さなものから、アーベントのような大きなものまで、また、強さにしても千差万別で、全ての性格のサーマルを拾う(掴む)という事は不可能である。
特にパラグライダーでは旋回を小さくしていくと、高度ロスが大きくなり、ある程度の大きさが必要だ。

 

図のように40m先から元の位置(鳴りなり始めた場所)に戻るには、直径40mの円を描くことになる。
(サーマルをイメージするのに私は半径より直径の方がし易い。)
その40mのセンタリングがすっぽり入るサーマルは概ね50m以上となる。
それ以下のものは入りきれないので捨てよう。
だから、さきの「5秒間バリオが鳴り続けている事。」が大切になる。

 

サーマルをイメージする事
大切なのはイメージする事だ。
もともとパラグライダーは、例えばテイクオフやランディングなどでは、目に見えない風を「吹流し」や「知識」によってイメージするスポーツなのだが、特にサーマルソアリングは、この「イメージ」が大切である。

 

直径40mで1周旋回した。

 

さて、その状況はどうだったでだろう?
「リフトはもっと西側が強かった。」とか「高度を北側でロスった。」とか反省があるはずだ。
そしてすぐさまイメージしてみる。
イメージは複雑なものではなく、「どこにサーマルがあったか?」位置を頭の中で描いてみる。

 

修正する。
イメージしたサーマルの位置に、旋回できるように次ぎの旋回を修正する。
1度で修正できない場合、数回を要してもかまわないが、とにかく旋回する度にイメージする事が大切だ。

 

3と4をくりかえす。
こうして3と4をくりかえし、コアと呼ばれるサーマルのつよい場所を探りよせていく。

 

以上、サーマルソアリングの50%をベテランパイロットはこの方法を用いている。
この方法だけでもサーマルソアリングは十分可能であり、まずは身につけてほしいテクニックである。

 

この方法をある程度マスターしたら、次に挑戦したいのが「斜面のサーマルの掴み方」である。
「やさしいサーマルソアリング その2」ではその斜面のサーマルの掴み方を特集したいと思う。  つづく。

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