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リッジソアリング ridge soaring | 浜名湖パラグライダースクール

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用語集

リッジソアリング ridge soaring

リッジソアリング ridge soaring とは

 

リッジリフトを利用してソアリングを行うこと。
リッジリフトは普段発生するサーマルのリフトに対し比較的弱く、風の強さや方向の条件が揃わないとソアリング出来ない事が多いかもしれない。
しかし、条件が揃えば、サーマルに比べ安定した穏やかなリフトが得られ、初級者でも長時間のソアリングが可能となる。上級者のフライトでもサーマルエリアでは得られないノンビリとしたフライトが楽しめ、違ったパラグライダーの世界を味わえる。「パラグライダーの究極はリッジソアリング」と豪語するベテランパイロットもいる。

 

リッジソアリング
リッジリフトが続く高塚エリアにてリッジソアリングを楽しむ

 

やさしいリッジソアリング

 

パラグライダーの上達には「1秒でもながく空を飛んでいる事。」これは「習うより熟れろ。」のスポーツを中心におおくのものに言える事であるが、特にパラグライダーでは滞空時間がパイロットの腕に正比例してくる。
滞空時間を稼ぐ為には数多くのフライト本数を重ねるわけだが、ソアリング技術を身につけると滞空時間は飛躍的に伸びる。
ソアリングには、山や丘を吹きあげる風を利用する「リッジソアリング」と、太陽の照射により発生するサーマルを利用する「サーマルソアリング」がある。
一般的に、より高高度をフライト可能なサーマルソアリングに人気があるが、のんびりと空中散歩を楽しみたい時などリッジソアリングにも魅力がおおい。
何よりも比較的楽に滞空時間を稼ぐ事ができ、初心者が上達するにはリッジソアリングはうってつけである。

 

リッジソアリング1 リッジソアリング2
リッジソアリングの基本
リッジに向かって右上側から眺めた図
リッジソアリングの基本 側面図
正対した風は行き手をふさがれ上側に方向をかえる。
この時、上側への成分はリフトと呼ばれパラグライダーを長時間空に滞停させてくれる。

 

上のa図とb図はリッジソアリングの基本である。
リッジ(大地の盛り上り)に正対した風(入射角ゼロ)の場合、前方の行く道をふさがれた風はリッジの斜面に沿って吹き上げる。
この時の吹き上げる風の中をパラグライダーが飛行した場合、上げようとする力(リフト成分)によって何時間も滞空する事ができ、これをリッジソアリングと言う。

 

 

リッジソアリングには次のような特徴がある。

 

リッジソアリングを考える場合、風(リッジ風)の性質を知らなければならない。
その場合、「空気(ここでは風)は私達が思っているよりずっと重たいんだ。」という認識をもてば以下の性質を早く理解できる。

 

 

 リフトは風が強いほど強く、弱いほど弱い正比例の関係がある。(正確には2乗に比例している。)

 

ソアリングをする場合、パラグライダーの沈下にみあったリフトが必要で、ある一定以上の強さの風が必要となる。
(風が強すぎればパラグライダーは後ろに飛ばされてしまうので上限もきめられてしまう。)

 

 

 風の方向が左・右どちらかに傾くにしたがい、リフトは弱くなる。

 

風が傾いてくると、その一部はリフトとして上がっているものの、しだいに風は横ににげてしまう。
(風は重たい為、上にあがるよりなるべく低い所を通ろうとする。)
口語的にいわゆる「かぜが斜面をナメている。」との言い方がこれである。
風は正面がベストで、入射角が大きくなるほどリフトは小さくなる。(正面が入射角ゼロとした場合。)(c図参照)

 

 

リッジソアリング3
C図

 


3 急な斜面ほどリフトが大きい。

 

直進してきた風がリッジにより吹き上げられるのであるから、急な斜面ほど(垂直に近いほど)リフトは大きくなる。(d図参照)

 

リッジソアリング4
d図

 

 

4 収束された地形ほどリフトは大きい。
同じ高さがつづくリッジでは岬の様に張り出た所より湾曲した地形の方が風は収束されており、風が強くリフトも大きい。(e図参照)

 

リッジソアリング5

 


5 天候が不安定なほどリフトが大きい。

不安定な天気とは、大気が縦に活動している事であり、吹き上げられたリッジ風も不安定な大気ほど高くあがろうとする。

 

 

以上がリッジソアりングの特徴であるが、サーマルソアリングと比べ、これらの特徴を推測する事は難しくない。
例えば1・2はフライトする前に確認できる事であるし、3・4は地形から判断すればよい。
5は安全面で緊急を要する事でもなく、結果的に考えればよい。

 

・・という訳で安全にテイクオフ・ランディグできる様になったベーシック(B級)パイロットでも是非、チャレンジして頂きたい。
(もちろん教員の指導の下で。)

 

この特徴は純粋なリッジ風で強く表れ、サーマルなどが混じった「リッジサーマル」ではより複雑となる。
この為、サーマルが発生しない「海風」が得られるエリアの方が安定しており、はっきりする。
以下、説明は渥美半島エリア(地元では高塚エリア)の海風を想定して述べる。

 

リッジソアリングは初心者のトレーニングにも最高だが、その特質がゆえの注意点も必要だ。

 

 

① しっかりとしたテイクオフが必要。
ある一定のリフトが必要な為、比較的、風の強い時のテイクオフとなる。
また、海岸部でのフライトエリアでは急斜面が多く、スペースを確保する為にランチャ台が常で「やり直し」が不得意である。
この為、テイクオフ時には、しっかりしたリバースライズアップ(クロスハンド)で行うことが基本であり、安易にフロントライズアップで行うと、後ろや横に飛ばされる事もある。

 

② 偏流飛行を意識的に
風の強い中でのフライトになる。また、リッジリフトが得られる所が山(大地)に近く、山との空間距離が少ない中でのフライトとなり、フォローを背負うと思いがけない速さで山やその裏がわに突っ込む事になる。
この為、偏流飛行(正確には偏流修正飛行)を心掛け、山との間合い(空間距離)を常に意識したフライトが必要となる。

 

③ センタリングをしてはいけない。
リッジのリフトは弱く、サーマルソアリングの様にセンタリングをしても高度を稼げない。
また②の理由からもフォローを向くセンタリングや360度旋回は基本的にしてはいけない。

 

④ 風の収束に注意
 先の性質4で述べた様に、岬(せり出た部分)より湾の方が収束された風は速いので、強風時は、後方に吹き飛ばされる可能性がある。(なぜつよいか?はベリヌイの定理を参照)
特に川や谷などリッジがきれるところではリフトが全くなく、風が強いだけのいわゆる「すっぽ抜けの風」となっているので注意が必要だ。  (e図参照)

 

⑤ランディグは海岸線に沿って

山で飛んでいる初心者パイロットが高塚エリアのランディングの際、「南風だから」と思い「南にアプローチ」をかけ、海に着水した例をみかけた。
リッジの下側(ここでは砂浜)は、サイドウインドになっている場合がおおく、僅かな傾き(入射角)から風向きを察知しよう。
また、全く正面からの風で、左右どちらの風向きでない場合でも「地形優先のランディング」から海岸線に沿ったランディングアプローチを行う事が大原則である。   (f図参照)

 

リッジソアリング6
リッジのランディグと砂浜の風

 

 

以上、注意点は総じて強い風に起因している。

 

 

パラグライダーの巡航速度は28㌔前後であり、リッジソアリングで充分なリフトを得るには20㌔以上の風速がほしい。
そこには僅か8㌔の差しかなく、パラグライダーは風に弱い乗り物であることを自覚しなければいけない。

 

安定したリッジ風といえど、その日の気象が変化すれば、すぐにでもその差を越えてしまう。
この気象の変化(風の変化)は通常、リッジ前方の海に兆候が現れる場合がおおい。

 

例えば風が強くなってくると波頭が出はじめたり、風の変化が水面に帯状となって表れてくる。
しかし、これらの変化を初心者や不慣れなパイロットが察知する事はむずかしい。
よって初心者のリッジソアリングには必ず充分な知識を持つ教員や、地元のベテランパイロットに同行してもらいたいものである。

 

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