ポジション position とは
場周アプローチのポジション
ランディグの方法のひとつに場周アプローチ(又の名をUターンアプローチ)があるが、その方法の中で、ポジションとよばれる空域がある。
ポジションの空域に進入することにより他のパイロットへランディングの意思を示すと共に、一定の高度に調整する目的の為にもうけられた。
場周アプローチ参照
ハーネスのポジション
ハーネスの各部には調整用のトリマーがついている。一人ひとりの体型や好みに合わせ調整するのであるが、チェストベルトやショルダーベルトの調整は飛行の安定性と大きくかかわってくる。
使用する機体やその日のエアーコンディションによっても調整が必要である。
それらが理想的に調整(セッティング)された状態をベストポジションと呼ばれる
ブレークコードの引きポジション
直線飛行の場合、エアーコンディションやその目的に応じてブレークコードの引き代を変える必要がある。
0%ポジション
ブレークコードにテンションをかけない、フルリリースの状態である。
キャノピーにブレーキが何もかかっていなく、通常では最良滑空速度がえられる。 (アクセレーターを使わないじょうたい。)
初期の頃、このポジションをニュートラルポジションとよんでいた。
しかし、フライトテクニックが高度化するにつれてこの状態を0%ポジションと呼ぶようになった。
ニュートラルポジション
ブレークコードに軽くテンションを加えているとキャノピーの微妙な動きが感じとれ、大気の状態が伝わってくる。
この状態をニュートラルポジションと呼び、0%ポジションとの違いを強調している。
ブレークコードに遊びがないので、その機体のストローク特性などを知る上でも非常に大切なで、まずは得とくしたいポジションである。
アクティブポジション
ニュートラルポジションをもう少し引いた状態で、機種によっても違うがテンションはだいたい1.5~2.0㎏のところをアクティブポジションとよぶ。
左右どちらかにターンする際、どちらかを引き、どちらかをレリースすることにより素早い対応ができ、サーマルなどを探し、捕らえた時などに便利である。
ニュートラルポジションを覚えたら次に実践してもらいたいポジションである。
テイクオフのポジション
テイクオフにはそのまま前向きでライズアップするフロントライズアップと、後ろ向きでライズアップしてその後、前方を向くリバーステイクオフがある。
テイクオフは個人差があり、よく観察すると初動の手の位置が高かったり、低くかったり色々なパイロットがいるが、基本ができていないとなかなか安定したライズアップができないものである。
テイクオフのベイシック(基本)ポジションは位置や姿勢も大切であるが一連の流れ(ライズアップからテイクオフ完了まで)としてとらえてほしい。
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