プロテクター protector とは
体を保護する用具や機構で、一般的にハードランディングなどアクシデントに備えハーネスに付属された機構を意味する。
ヘルメットもその目的からプロテクターに違いないが、あえてプロテクターとは呼ばない。
プロテクターはその保護する場所からバックプロテクターとサイドプロテクターに分けられる。
バックプロテクターはパイロットの背中・お尻を保護するもので、ケプラー・カーボン・プラスティックなど硬いものから特殊なスポンジなどを使ったムース状のもの、またその組合せたものがある。
フライト中、滑空から得られる空気の圧力(ラム圧)を利用したエアーバック式は最も効果が高いとされているが、外観の問題から敬遠するものもいる。
ムース状のものはその厚さが数センチから写真の様な20センチを超えるものもありその効果も様々である。
腰の横の部分を保護する為にサイドプロテクターがある。
スピンなど体が傾いて落下した場合など効果的である。
材質は軽量プラスチックが多く、硬質スポンジなども重ねられている。
厚さは数センチでいわばヘルメットの腰版と考えればよい。
ハーネスと取出したムース状の バックプロテクター |
サイドプロテクター |