砂出し方法
・キャノピーの片翼をエアーインテークが下を向く様にたてる。
(ロアーサーフェイスが風上側)
・写真では風は手前から向う側に吹いている。セールが45度程度傾く風速1m程度がベスト。
・セールを振りながらリーディングエッジやスタビライザーに溜まった砂をエアーインテークの方にしだいに落としていく。
・一度に落としきれない場合は、まずは中央付近まで落とし、次に中央部を摘みエアーインテークへ導く。
・エアーインテークを後方へ振りながら半回転させる。
残りの片側も同じ方法で行う。
全工程、2人で5分程度の作業となる。 |
砂出し窓
フライト中、スタビライザー(翼端付近)はキャノピーで一番下側になる為、砂が溜まりやすい。また、翼端になるほどベントホールは小さく、少なくなる為、砂を出しにくくなる。
これを解消するために、翼端に砂だし用の窓が設けられている。
開口部はベルクロ(マジックテープ)で出来ており普段は閉じておく。
カイトサーフィンのラムエアータイプで水出し用に取り入れられた構造で、オゾン社がいち早く取り入れたが今では殆どのメーカーが採用している。
ヨーロッパではバッドホール(butt hole)と呼ばれているが日本ではなじみが薄く、「砂出し窓」、あるいは「ゴミ出し窓」と言った方が判りやすい。 |