クロスベルト cross belt とは
ハーネスの左腿付近から右カラビナに、右腿付近から左カラビナにそれぞれクロスする様に装着するベルトのこと。
片翼潰れなどが起こり、体重が潰れた側に傾こうとする動きを、クロスしたベルトのテンションで防止する事が出来る。
バンピーなコンディションでは翼端潰れからのスパイラルやスピンの軽減に有効で直進飛行も安定する。
逆にクロスに効いたテンションはウエイトシフトを阻害して、クイックなターンが出来なくなる。また、過度なテンションは両サイドのカラビナを接近させ、スピンに入ってしまった場合、ツイストに陥り易くもなる。クロスベルトはその時のコンディションに合わせ調整する事が望ましい。
最近のハーネスはクロスベルトと同じ効果を持たせたABSのチェストベルトが標準化されクロスベルト付きの物はほとんどなくなった。