ウインドトライアングル wind triangle とは
日本では風向三角形または風力三角形という。
飛行に対する風向・風速の影響を図解で説明する簡単な図表である。
この図表を作成することにより、これから飛行しようとするパラグライダーの対地速度・機首方向・時間等が事前にシュミレーションできる。
フライヤーは常にウインドトライアングルを頭において飛行する必要がある。
B点の方向に飛行する為には、機首を左側にひねって飛ばなければならない。
機首をB点に向けてもパラグライダーは右に流されてB点へは到達できない。 パラグライダーが対気速度36km(10m/s)でA点より90度の方向へ飛行する時、
45度の方向より5m/sの風が吹いているとすると、直進方向より左側から風が吹いている事になる。
与えられた条件から作図してみると!の偏流修正角と対地速度を求める事ができる。
作図より読み取れる偏流修正角!は目的地より左に約21度となり対地速度は約20.5km/h(5.7m/s)となる。