フェーン現象 (フェーンげんしょう) とは
風が山脈を越えるとき、風が山腹を上がる時は100mに付き約0.5℃気温が下がり、山頂を越えて吹き下がる時は100mにつき約1℃温度が上がる現象をいう。もともとドイツのフェーン(Foehn)地方でおきていた現象から命名されたようで、日本では夏の日本海側におこる熱波が有名である。
平地に注ぐ空気が乾き、温度が高くなる為、パラグライダーにとっては思わぬ高度を稼ぐチャンスである。ただ、基本的に強く、山を越えてくる風の為、バンピーなコンディションであり注意が必要。
冬の太平洋側でもフェーンは起きているのであるが、もともとがシベリアの寒気団であり、フェーンによる気温の上昇はあまり感じられない。