ハンググライディング とは
用語の使い方
ハンググライディングとハンググライダーとの2つの言い方があるが、どちらをつかってもかまわない。
例えば正式大会名を「ハンググライディング日本選手権」でも「ハンググライダー日本選手権」どちらを使っても良い事になっている。ただ通常、使う場合、物理的にその物を指す場合、「あれはハンググライディグだ!」とは言わない。
また、行為そのものをとらえた場合、「趣味はパラグライディングです。」「趣味はパラグライダーです。」どちらも使う。
これはスポーツに代表される一般的な外来語と同じで、普通に使い分けばよい。
説2
大きな誤り
hanggliderのhangを英語の辞書で引くと「吊るす。掛ける。下げる。」などの意味がある。
また、現代のハンググライダーの原型とも言えるロガロ形ハンググライダーはアメリカのNASAの研究員であるフランシス・ロガロ博士が考案したものである事から英語が語源であるかの様に思われている。
くわえて、アメリカのカリフォルニア州にあるオーエンズバレーでは古くからハンググライダーの世界記録が樹立されハンググライダーパイロットであれば「何時かはオーエンズバレー」とあこがれオーエンズバレーはメッカの様に扱われてきた。
そして、なるほどハンググライダーは翼の中央の下側に人間が吊り下がって操縦している。
この様な事からハンググライダーはアメリカで生まれ「翼の下に吊り下がって乗るグライダー。」と解釈されてきた。
しかしハンググライダーの語源はさかのぼらなければならない。
当時、グライダーは馬やウインチでトーイングされる事から平地にて楽しまれていた。
「もっと手軽な方法を。」と軽量化して傾斜地から人間の足により離陸を試みたのが始まりらしい。
ドイツ語「hang」を日本語に訳すと「山腹・傾斜地」となる。
hanggliderとは語源はドイツ語で「傾斜地を利用したグライダー」から名付られたようである。
スカイスポーツはドイツがルーツ
第2次大戦で敗戦国となった日本・ドイツ・イタリアは戦後、軍需産業を禁止された。
とりわけ航空機産業は完全に解体され「ゼロ戦」の設計図さえも残っていない。
この事実はドイツとておなじであった。
そして、元々優秀であった頭脳と機械に対する情熱やノウハウは日本では車となって今では世界一の地位を築いている。
ドイツの場合、その魂はエンジンを持たない「グライダー」として蘇り、グライダーをはじめハンググライダー・パラグライダーなど早くから世界をリードし続けている。
この様なことからhanggliderの語源は、ドイツ語との見方はむしろ自然である。
二つのスポーツ
ハンググライディングとは「傾斜地を利用したグライダー」であるからパラグライダーも広い意味ではハンググライダーである。FAIカテゴリーではり、ハンググライダーとは一般的に言われているパラグライダー・ハンググライダーの二つのスポーツが含まれる。
(一般的な意味での)ハンググライダーとは
つづく