クローズドエアーインテーク closed air intake とは
通常、エアーインテークは空気の取り入れ口であるから開いている。このインテーク部分が閉じているものをグローズドエアーインテークと言う。
キャノピーはエアーインテークから取り入れられた空気の圧力により形成されているが、機体をより高速で飛行させていくと、このエアーインテークから取り入れられた一部のエアーが逆流してしまい、かつ前方からの風圧によりリーディングエッジが変形してしまう。
この対策として一部のエアーインテークを閉じるとエアーの逆流が防止され、リーディングエッジの内側にも圧力が加わり、変形を少なくする事ができる。
ひとつの翼でクローズドエアーインテークが多くなればその効果は高くなるが、エアーの取り入れ量も少なくなり、今度はコラップスからの回復に時間がかかるようになるし、ライズアップの特性も悪くなる。
「どの位の部分をクローズドにするか?」はその機体のレベルとメーカーのコンセプトにより変わってくる。
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